入学式 親子写真

こんにちは。カメラマンhayatobellです。学校写真を10年ほど撮影しております。

今回は、入学式や卒業式などで、看板の前で写真を撮る場合のポイントをご紹介します。ありがたいことに、保育園や幼稚園など、多くのイベントで写真撮影をさせて頂いています。

イベント撮影でつきものなのが、門の間に設置された看板前での撮影ですが、いつも「残念!」と思ってしまうことがあります。今回は看板前の撮影で「こうすれば、もっとよくなるに!」と思うポイントを紹介します。

運動会、クリスマス会、発表会、お楽しみ会、夏祭り、納涼祭(夕涼み会)、縁日、○○の集い、お別れ会などなど、保育園や幼稚園の前に看板が出る会で役に立つと思います。

背の高さが違いすぎる!

入学式の家族写真

一番はこれです。大人も子どもの立ったままでの撮影です。これだと大人と子どもの背の高さが違いすぎて、バランスの悪い写真になってしまいます。

顔の位置を近づけるために、できれば親が座って撮るか、抱っこして撮るのが写真的にはおすすめです。また看板にも近づいて、隙間を開けない方がいいです。

そうすることによって、写真の中での無駄なスペースがなくなって、顔を大きく写すことができます。

ただし、子どもの成長を記録するために、わざと立たせた状態で撮影する場合や、入学式卒業式での衣装を見せたい場合、親御さんも正装で座りにくい場合には、立ったままでの撮影の方が無難です。

運動会、クリスマス会、夏祭りなど、カジュアルな服装の場合には、上記の並べ方を参考にしてみてください。

写真屋に撮ってもらう場合

入学式の写真

入学式や卒業式などカメラマンが来て撮影してもらう場合には、上記のポイントを頭に入れておいたもらった方がいいと思います。

理由としては、後で写真を見て購入を検討する場合、多くの写真が上記のようにサムネイル写真(小さいサイズ)で並んでいるため、顔が小さいと分かりにくいです。

多くのカメラマンはこのことを理解しているので、できるだけ顔が大きく写るように工夫をしていると思います。ただ、イベントでは多くの写真を撮らなきゃいない場合が多く、現実的には難しいこともあります。

ですから、被写体となる方も、今回のポイントを頭に入れて頂けるといいかと思います。カメラマンの役割としては、仲の良い親子、楽しそうな雰囲気を演出して、思い出に残すことですが、ご自分で写真を撮るときもこのことを頭に入れておけば、いい写真がとれると思います。

仲の良い親子とは!?

仲の良い親子

ここで、余談というか、ちょっとした爆弾発言をします。

学校写真と言う職業柄、多くの子どもだけでなく、親御さんも撮影させて頂いていますが、

仲の良い親子に共通しているポイントがります。それは、

子どもの目線でコミュニケーション

をとっていること。言い換えると、子どもと話す時は、できる限り座ったりして、子どもの目線でコミュニケーションをとっています。

これは、親御さんがスマホで写真を撮るときも一緒です。立ったまま「こっち向いて」と言って写真を撮るのか、座って、いつものようにコミュニケーションをとりながら、何気なくスマホで撮っているのか、といった感じです。

これは、看板前でカメラマンが撮影するときも一緒だと思っています。

仲の良い親子は、自然と子ども目線で座っているか、抱っこして顔の位置が近くなっています。

もう少し毒を吐いてしまうと、普段はあまり子どもの面倒を見ていない親御さんが、親子イベントなどで子どもと一緒にいると、すぐに分かります。子どもは言うことを聞きません。

仲の良い親子

子どもの立場からしたら、パパやママと一緒で、イベントに来てくれるのが嬉しい!というか嬉しすぎる!!のですが、上手にその表現ができず、はしゃぎすぎてしまうと思います。

ですから、そういう時は写真をとるよりも、親子での時間を大事です。スマホをしまって、子どもと1対1で対話して、受け止めてあげることが大事だとおもいます。

仲の良い親子

余計なお世話かも知れませんが、カメラマンから見て、これだけ見えています。ひょっとしたら、幼稚園や保育園の先生からは、もっとよく見えているかも知れません。

イベントの時だけ、いい親を演じようとしても、全部ばれていますよ。ということで、イベントのときは、お子さんだけをみて、いい思い出を作ってもらえるといいかと思っています。

最後に

blissful moment 至福のとき

いかがでしたか?いろいろと偉そうなことを書いてしまいましたが、自分が子育ての現役時代には、できなかったこともたくさんあります。後悔もしています。

三つ子の魂百まで

ということわざがありますが、子供が小さいときに、コミュニケーションをとらないと、一生、コミュニケーションはとれませんよ!というのが私のメッセージです。

子供が小さくて、親の存在はとてつもなく大きい。親に認めてもらいたい。褒めてもらいたい。もっと一緒にいたい。そんな時代に、子供とどうやって接するかは、これからの親子関係で大きく変わってくると思います。