こんにちは、カメラマンhayatobellです。学校写真を10年ほど撮影しております。
今回は、節分・豆まきの撮影についてです。保育園や幼稚園では、2月3日をピークに2月初旬に撮影が入ることが多いです。
カメラ設定
- 撮影モード:シャッター優先 or 絞り優先(キャノンならTvかAv)
- 絞り:F8~F11くらい
- シャッタースピード:1/200~1/500くらい
- ISO感度:~400くらいまで
- WB:オート or 太陽光
- AFモード:ワンショット(キャノンならOne shot)
- 記録画質:JPEG M
- ストロボ:オート(キャノンならE-TTLを基本に光量を調整)
節分の撮影は、最初に節分について先生が説明をしてから、鬼が出てきて豆まきをすることが多いです。ここでは、豆まきなど動きが多い部分を中心に説明していきます。
撮影モードは、明るさが確保できれば(設定したシャッタースピードで、上記の絞りが確保できれば)、シャッター優先(キャノンならTv)で撮影します。そうでなければ、マニュアル(キャノンならM)で撮影します。
マニュアルの場合には、明るい部屋に移動した時などに、明るすぎて飛ばないように、ISO感度を調整しておきましょう。
絞りは、3、4人くらいまではF6.3くらいで、それより多くなったらF8くらいを基準に撮影します。ただし、シャッタースピードを上げていって、背景が落ちる場合にはF6.3くらいまでにします。
園児の撮影では、ピンで撮影することもありますが、腕に自信があれば別ですが絞りはF5.6くらいまでにしておいた方が無難です。(ひょっとしたら、瞳フォーカスの精度によっては、もっと開けても大丈夫かも知れませんが、学校撮影ではチャンピオンデータを称賛するよりも、販売用に一定品質以上のデータを数多く撮影することを求められるので、ある程度絞っておいた方が安全です)
保育園や幼稚園の園児は、まだ小さいこともあって、動きが多いので、シャッタースピードは早めです。基本的にストロボのシンクロ速度ギリギリにしておきますが、走り回ったりしたら、1/500くらいまで上げます。
この時、ISO感度も場合によっては、ISO2000とか、それ以上まで上げることがありますが、カメラの性能に応じて、どこまでが許容範囲なのか、確認しておきましょう。
ただ、ぶれた写真は、単に失敗写真に見えてしまうので、ぶれないことが大事です。
WBはオートで撮影します。外光とのミックス光で、ストロボ直あてで、シャッタースピードが速い状態で、子ども顔の肌色を優先して出したいので、WBはオートが無難です。上記の条件を満たして、適切なWBの調整ができる場合には、マニュアルでも問題ないと思いますが、調整している間にシャッターチャンスを逃さないように注意しましょう。
AFモードは、サーボ(キャノンならAI SERVO)を仕様します。測距点は点よりも若干大き目なブロックがいいです。ピントを動きが大きい時は、ピントを合わせたい子どもの顔が狙えるくらいにします。
記録画質は、Lサイズでのプリントを想定しているので、JPEG Mにします。画素数の大きいカメラで、撮影後のトリミングが不要なレベルでフレーミングできる場合には、JPEG Sサイズでもいいかも知れません。
ストロボは、純正のガイドナンバー60以上のものを使います。全体を説明しているときは、バウンスを使うこともありますが、E-TTLで直あてです。
窓側などバックが明るい部分では強め、廊下側などバックが落ちる場合には弱めが基本です。
準備・下見
節分について、児童さんに何か説明する場合には、場所と内容について確認しておきます。説明のどこかのタイミングで鬼が出てくることも想定されるので、どのタイミングで、どこから出てくるか確認しておきます。
鬼の登場シーンと、その時の子供たちの表情をとらえましょう。
また、節分の時は鬼のお面など、子どもたちの作品もあるので、それも撮っておきます。節分の雰囲気が分かるイメージショットを残しておきましょう。
抑えるショット
- 説明を聞いているところ
- 「エイエイオー!」など、鬼をやっつけるぞ!の雰囲気
- 鬼が出てきて、びっくりしている表情
- 豆まきをしている(投げている)状況
- 鬼が怖くて、泣いている状況
まずは、説明を聞いている雰囲気。子どもたちは、節分の行事を楽しみにしているとともに、大好きな先生のお話しは集中して聞いています。そんな可愛らしい状況を撮影します。
豆と鬼のお面で準備万端!これから鬼をやっつけるぞ!って感じの雰囲気もとっておきます。
鬼がでてきて、びっくりしている第一印象の写真は必須です。あれだけ、「やっつけるぞ!」と言っていたのに、やっぱり鬼は怖いです。その時の表情を抑えましょう。
怖くても勇気を振り絞って、豆まきをしている園児さんもいます。そんな風景を撮っておきます。
鬼が怖くて泣いている園児さんも撮ります。普段の撮影では、泣いている子どもは写真に収めないことが多いのですが、豆まきの時には解禁されることが多いです。これについては、先生に確認しておきましょう。
上記のような感じで、可能な限り全ての園児さんが一回は写真に写っているようにガンバリマス。
集合写真
集合写真の撮り方については、以下と同様です。
こちらを参照いただき、掛け声については、こちらを参考にしてください。
注意点としては、鬼を怖がって、集合写真どころではないことがあることです。その場合には、園児さんが並んだ後に、後ろにこっそり加わってもらいましょう。
撮影中の注意点
- 可能な限り、全員網羅できるように
- 服装に気を付けて、下着等が見えないように
- やりすぎた写真にならないように
上記を気を付けながら、家では見せないような元気な子供たちの様子が撮れればOKだと思います。
現実的には、かなり難しいですが、できるだけ全員が一回は写っているように意識しましょう。目立つ子供ばかり撮っていると、写真が偏ってしまうので要注意です。
豆まきだけだと難しいこともあるので、説明のシーンや、準備の時、あとは、食事シーンなどを撮らせて頂いて、できるだけ全員が写真に写るように努力します。
子どもとは言っても、服装には注意です。特に女子の下着等は見えないように、事前に先生にお願いしておきましょう。鬼がでてきて、怖くて逃げ回っていたり、すわったりした時に下着が見えてしまう場合もあるので、気を付けます。
最後は、やりすぎた演出にならないように注意です。その場で見ていると、鬼がでてきて、子どもたちがキャーキャー楽しそうに騒いでいるだけの映像であっても、写真として切り取ると、子どもたちに恐怖を与えているように見えてしまうこともあります。
これは、動画として全体を見せるのと、写真として切り取るのとの違いですので、注意です。節分は、単なる豆まきではなく、しつけとして行う場合もあります。これらの場合にはやりすぎた写真にならないように注意です。
「豆まきやったよ!」「鬼こわかったー」くらいの軽い感じが伝わる写真になるようにした方がいいと思います。
最後に
いかがでしたか?節分というと、恵方巻きの方が知名度が上がってきている感じですが、幼稚園や保育園では、豆まきの大事な行事です。
うちの子供は、保育園で豆まきをやってから、家に帰ってきて、また豆まきをしました。鬼役がパパやママと分かっていても嬉しそうに豆を投げてきます。
豆まきは、その後の掃除が大変なので、小分けパックのままなげるとか、何か他の痛くないもので代用してもいいかも知れません。
幼稚園や保育園だけでなく、家でも楽しめますので、お子さんが小さいうちに思い出づくりをしておくといいと思います。コストパフォーマンスはかなりいいですよ(笑)