親子写真

こんにちは、カメラマンhayatobellです。学校写真を10年ほど撮影しております。

今回は、カメラマン側ではなく、写真に写る親御さん向けです。卒業式や入学式などで、親子集合写真を撮るとき、スマートに写る方法をシェアします。

親子集合写真の主役は、お子さんですが、親御さんも少しきにかけて頂くだけで真写りが良くなると思います。

場所

背の違い
  • 背が低ければ前
  • 背が高ければ後ろ
  • 前の人と人の間に入る
  • 無理に自分の子どもの後ろに留まらない

まずは、集合写真のひな壇に上がる時です。ひな壇の幅はとても狭いです。広い方が歩きやすいですが、前後の間隔があきすぎると、写真としてまとまりがなくなってしまうので、たいていのケースで歩けるギリギリの幅に抑えていると思います。

一度ひな壇に入ったら、移動するのは結構大変です。ですから、ひな壇に入る前に考慮して頂けるといいのは、背の高い肩は後ろ、低い方は前に来ていただけるといいかと思います。

カメラマンの都合でしょ!?と思うかも知れませんが、後で集合写真を見て、まわりよりも背が高いのに前に来て後ろの方に被ってしまったり、背が低いのに頑張って後ろから顔を出そうとしている姿は、写っている方にとっても、お子さんから見ても嬉しくないですよね!?何より、ちょっとKYな部分の証拠写真となってしまうので。

並ぶ時、前の列の人と人の間に入ると良いと思います。人間は、自分の目で見て判断するので、顔の目の部分だけ出ていると、間に入っている感覚になってしまいがちです。自分の体も含めて中心部が、前の人と人の間に入っているか確認しましょう。

最後、これが一番大切だと思うのですが、まれに、自分の子どもを見つけると、その後ろで留まってしまう方がいます。途中で留まると、後からひな壇に入る方の場所がなくなってしまいます。上に述べたようにひな壇はとても狭いです。通りぬけるのは、結構大変です。中央付近は相手いるのに、端っこの方は人であふれている。そして、その流れを止めている人は・・・集合写真は証拠写真にもなってしまいます。

服装

パパママの服装
  • TPOに合わせた服装
  • 眼鏡を上げる
  • ネクタイ、スーツをきちんとする
  • ネックレス、アクセサリを直す
  • 帽子、マスクをとる
  • ヘアスタイルをチェックする

服装は、TPOに合わせます。卒業式ではダーク系、入学式では明るい色が多いですが、学校の雰囲気とかでも異なってきますので、チェックしておく方がいいでしょう。

眼鏡の方は、きちんとあげておきましょう。少しでも下がっていると、老眼のおばあさんのように見えてしまいます。

ネクタイがきちんとしまっていて、曲がっていないか、ワイシャツの襟、スーツのボタン等は問題ないか、ママはパパの分もチェックしてあげた方が無難だと思います。

ママは、ご自分の服装やネックレス等のアクセサリも確認しておきましょう。あまりにも乱れていたら、カメラマンも指摘しますが、ポートレート撮影のように細かくチェックはできません、自己責任になります。

帽子やマスクを外しましょう。何らかの事情でマスクを外せない、お洒落で帽子をかぶっているなどの場合もあるかも知れません。ただ、学校写真の場合、子どもたちには、帽子やマスクを外すことは徹底しています。親が守れていないと、「なんで○○ちゃんのパパ(ママ)は帽子をかぶっているの?」となります。

ヘアスタイルもチェックしておきましょう。寝癖や髪の毛のはねも確認しますが、分け目や顔にかかっていないかも確認しておいた方がいいと思います。

子どもの服装もチェックする

卒業式

話が前後しますが、親御さんが集合写真用のひな壇に上がる前に、自分の子どもの服装をチェックしましょう。

卒業式や入学式向けに購入したお洒落なスーツやドレスなど、服装が乱れていることもあります。カメラマン側でもチェックはしますが、人数が多く、最低限のチェックしかできない場合もあるので、親御さんの方でも確認してもらった方がいいと思います。

姿勢

姿勢
  • 少し内向き
  • 手は前で組むか、横にきをつけの姿勢
  • 背筋を伸ばす
  • 顎を引く

ひな壇の上に立ったら、斜めの姿勢になるのがいいでしょう。真ん中を中心に少し内向きになります。まっすぐの姿勢だと、少しふてぶてしく写ることがあります。少し斜めになるだけで、スリムに写ります。

ちなみに、体型が気になる方が少しでも痩せて見られたかったら、白や赤などの膨張色ではなく、ダーク系のファッションがおすすめです。

女性は前で手を組みます。指先まで意識して組むといいかと思います。男性は、前で組んでも、横できおつけの姿勢でもどちらでもOKだと思いますが、手先まで意識しておきます。

背筋を伸ばすのも大事です。自分ではまっすぐのつもりでも、曲がっていることが多いです。整骨院の先生とかに持てもらうとほとんどの方がこんな感じだと思います。私も言われました(笑)。今一度、鏡を見ながら、背筋を伸ばす練習をしておくといいかも知れません。

表情

口角上げる
  • 視線はカメラ附近を見る
  • 口角を上げる
  • 顎を引く

視線はカメラの方を見ますが。あまり力が入ってしまうと不自然なので、カメラ附近(レンズの少し上)あたりを見て頂けるといいと思います。

広角を上げて、笑顔の方がいいと思います。子どもさんの学校写真いなりますので。

顎は少しだけ引きます。眼鏡の方は眼鏡の反射を防げます。顎が出ていると、間抜けに写ってしまいますので、気を付けた方がいいと思います。

最後に

いかがでしたか?集合写真の撮影の時に、カメラマンに言われることばかりかも知れません。しかしながら、実際の集合写真の撮影現場で、これら全部を伝えることは難しいと思います。

なぜなら、時間の制約があります。短時間で多くのクラスを撮影する必要があります。並べるだけでも、時間がかかります。子どもの服装や姿勢を見ているだけでも、結構な時間がかかります。

というわけで、親御さんは自己責任となる場合が多いかと思います。今回のようなことを気を付けて頂けると、写真写りが良くなるかと思いますので、参考にして頂けると嬉しいです。