こんにちは。カメラマンhayatobellです。学校写真を10年ほど撮影しております。
今回は、親御さんが、自分で、自分の子供を撮影した方がいい理由を3つ紹介します。
理由1:コロナ渦の影響
コロナ渦の影響は無視できません。この記事を書いている8/24現在で、緊急事態宣言は出ていませんが、3密を避けるなどコロナウィルスに関する注意喚起はでています。
例年、夏休みはキャンプの撮影があったり、保育園幼稚園でも撮影あるのですが、今年は数が激減しています。
このような状況では、カメラマンが入り込んで撮影をすることにも慎重になっている状況です。
結果として、学校の廊下とかに貼りだされる写真(最近は、ネット掲示も増えてきました)は、今年は見なくなってきていると思います。
学校行事の写真は、子供の写真を最も安く、気軽に購入できる方法の一つだと思います。1枚100円とか200円とか、はっきり言って、破格です!でも、残念ながら、今年は期待できないかも知れません。
そうかといって、写真館に依頼するにしても、狭いスタジオの中で3密を避けるのは難しいです(換気など努力しているところもたくさんありますので、一概には言えませんが)。
理由2:カメラ性能の向上
先月末と今月末で、キャノンから新しいカメラが発売です。EOS R5とEOS R6です。
このカメラは、ミラーレスカメラと言って、CCD(映像を取り込む部品)で取り込んだ映像を、ファインダー内の液晶に映し出します。取り込んだ映像をそのまま見ているわけではなく、電子回路内でいったん処理されているので、どうしてもディレイ(遅延)が発生してしまいます。
従来のカメラでは、この遅延が違和感を生んで、特に動きの激しい子供とかを撮影するのは難しかったと思います。
ところが、最近のカメラではこの遅延はほぼ無視できるレベルとの評判があります。
もう一つは、ピント合わせの精度です。カメラマンは瞳にフォーカスを合わせますが、プロでも動き回る子供の目に合わせるのは至難の業です。
EOS R5やR6では、自動的に瞳を検出して、動き回っても自動的に追従されます。
つまり、素人の方であっても、動き回る子供の写真が撮りやすくなっています。
理由3:親にしか撮れない写真がある
でも、なぜ親御さんが自分で撮るのがいいのでしょうか?それは、親御さんにしか撮れない写真があるからです。
子供は比較的心がオープンで、初対面のカメラマンにも笑顔を見せてくれることは多いです。
しかし、毎日顔を合わせている親御さんにはかないません。
- リラックスしている表情
- 真剣に何かに打ち込んでいる姿勢
- 思いっきり笑っている顔
- 機嫌を損ねて、ふてくされている雰囲気
- 安心して熟睡している寝顔
これらは、演出して撮れる写真ではありません。そのような状況になるのを待って、そのタイミングが来たら、さっと撮る必要があります。
いつ、このタイミングが来る?
これがわかるのは、普段から顔を合わせている親御さんの最大のメリットだと思います。
写真好きな学校の先生に嫉妬
修学旅行とか、林間学校とか、学校行事に同行させていただき、写真撮影をすることがあります。
最初は硬い表情だった子供たちも、2日目、3日目と時間を共有することによって、笑顔や自然な表情を見せてくれるようになります。
でも、残念ながら、学校の先生のとった写真にはかなわない・・・と思うことがあります。
同じような状況で撮影しても、普段から顔を合わせている先生が撮った写真のほうが生徒さんの表情が自然で活き活きしていることも少なくないです。
学校の先生でこんな感じなので、もっと長い時間を共有している親御さんなら、もっといい表情が撮れるんじゃないかと思います。
まとめ
- 業者が撮影しずらい現状(コロナ渦)
- カメラ性能の進化
- 親にしか撮れない写真がある
いかがでしたか。今回は親御さんが自分で、自分の子供を撮影した方がいい理由をシェアしました。
本当は写真を撮ってもらいたいけど、どうしよう?と思っていた方も多いかも知れませんが、今の現状を考えると、自分で撮る、もしくは撮れるようになっておいたほうがいいかも知れません。状況が落ち着いたら、ぜひとも撮影依頼をしてください!
親御さんにしか撮れない写真があるのと同じように、写真屋さんにしか撮れない写真もあります。
次回からは、具体的な撮影方法について紹介していきます。