イルカショー 八景島シーパラダイス

こんにちは、フォトグラファーhayatobellです(カメラマンからフォトグラファーに変えました)。学校写真を10年ほど撮影し、その間にたくさんの子供たちを撮影してきました。

その中で、親御さんが撮影する様子もたくさん拝見したのですが、こうすればもっとよく撮れるのに・・・という場面も多々ありました。

今回は2回目。まずは基本的なところから紹介していきます。ここでの基本的な意味としては、写真を撮るうえで基本的なスキルであるという意味もありますが、この部分を改善することで写真が劇的に良くなる!しかも無料で今すぐ対応できることです。

子ども写真を自分で撮った方がいい理由は、こちら。

ぶれない写真を撮る

こちらでも紹介しましたが、写真がぶれていないことは大事です。いい雰囲気で撮れたと思ったら、顔や手がぶれて心霊写真のようになってしまった経験はありませんか?

今回は、そうならないためのテクニックです。前回の内容と合わせてご確認ください。

屋内では1/200か1/250以上に

こちらでも説明しましたが、最初のうちは、シャッタースピードは屋内であっても1/200か1/250くらいで撮影するのがおすすめです。

キャノンではTVモード(シャッター優先)、ISO感度はオートで撮影します。

子どもの動きは、思ったよりも早いです。写真を撮る場合でも、じっとしてくれるとは限りません。

ですから、できるだけ早いシャッタースピードを確保します。1/200か1/250は一つの目安ですが、まずはこのくらいから始めてみましょう。ストロボの同期速度(ストロボを使った場合に使用可能はシャッタースピード)でもあります。

屋外では、1/500から1/1000以上に

子供

屋外の撮影では、もっと早い方がいいです。走り回ったり、公園の遊具で遊んでいる子供は、もっと動きが早いからです。

目安としては1/500以上、望遠レンズを使った場合の手振れ等を考慮すると1/1000は確保した方がいいと思います。

スポーツモードを使う

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シャッター優先モードがない場合には、スポーツモードを使いましょう。細かい仕様はカメラによって異なってきますが、子どもを撮る場合にはこちらがおすすめです。

手振れと被写体ブレ

ここで、手振れと被写体ブレについておさらいしておきます。

手振れ

手振れとは、シャッターを押す瞬間にカメラが動いて(ぶれて)しまうこと。カメラが動くので、写真全体がぶれているのが特徴です。

一見、ピンボケと似ている状況のこともありますが、そのときのシャッタースピードや、ぶれに方向性があるか、などから通常は区別できます。

手振れを防ぐためには、

  • カメラをしっかり構える(両手で持つ)
  • 十分なシャッタースピードを確保する

の両方が必要です。

手振れについては、個人差があって、人によって限界シャッタースピードが違います。

自分はどのくらいのシャッタースピードまでブレずに撮影できるのか、一度確認してみるといいでしょう。その際、手振れ補正をOFFにして確認するのと、広角と望遠では状況が違いますので、注意しましょう。

被写体ブレ

シーリングファン

上記の手振れ対策をしっかりと行っても、被写体がブレてしまう場合もあります。被写体ブレとは、シャッターを押す瞬間に、被写体(写真に写っている人やもの)が動いてしまうことです。

被写体ブレは、動いたものだけがブレてしまうため、手振れとの区別はしやすいです。

被写体ブレは、シャッタースピードを確保するか、撮影するタイミングを調整して動きが少ないときに撮ることで回避できます。

子どもの場合、写真を撮るからといって、じっとしてはくれないので、被写体ブレがおきやすいです。

これを回避するために、1/200とかシャッタースピードを上げて撮影します。

子どもが止まった瞬間に撮る

子供

スマホとか、コンパクトカメラとかで、シャッタースピードの設定もないし、スポーツモードもない。こんな場合にはどうしたらいいの?

そんなときには、子どもが止まった瞬間に撮影しましょう。わかりやすいのは、お昼寝。あとは、子どもをじっくり観察していれば、時々ピタッと止まる瞬間があります。カメラを構えて待っていて、その瞬間に撮ります。

これも難しい場合には、割り切って動画撮影にするのも良いかと思います。

最後に

イルカショー 八景島シーパラダイス

いかがでしたか?失敗写真の多くがブレによるものが多いんじゃないでしょうか?

昔のカメラではピンボケが結構ありましたが、今のカメラは性能がかなり上がっていて、ピンボケするはずがない!といった場面で、ぼやっとした写真になっていることもあります。

ひょっとしてピンボケ!?でも、よく見たら、手振れや被写体ブレが原因なこともあります。

手振れ補正などカメラの性能は上がっていますが、現状のところ限界もあります。今回紹介したことを参考に、ブレのない写真を撮ってみましょう。