学生 親子

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

こんにちは、カメラマンhayatobellです。学校写真を10年ほど撮影しております。今日は私立中学と公立中学のメリットデメリットについて、親視点と写真屋(業者視点)からシェアします。

私の撮影業務では、公立の学校が多いですが、私立もあります。単純に学校するを比較すると、私立よりも公立の方が多いという理由もありますが、私立が特殊である場合もあります。私個人としては、自分の子どもが小学校卒業時から私立中学に通っています。

結論から言ってしまうと、私立中学がいいか?公立中学がいいかは子どもによると、私は思っています。今回は、このような内容について言及していきます。

私立中学が向いている子ども

女子学生 生徒

私の個人的な意見ですが、私立中学が向いている子どもは、将来的に何かしらの専門職、もしくは運動や芸術など何かしらで突き抜けたい、大好きなことを極めたい!と思っているけれど、なんとなく周りの雰囲気に流されそう・・・と言うタイプだと思います。

おおまかな将来の方向性や優先順位などが決まっているのです。しかしながら、親から見ると、なんとなく流されて行きそう、という子どもには、親が環境を用意するのが良いと思っています。

この親が用意する環境の一つが、私立中学です。周りの環境が勉強をするのは当たり前、大学受験も当たり前(私立は中高一貫が多い)の環境にいれば、集団の平均的な存在にいるだけで、ある程度の結果はついてくることが多いです。

公立中学が向いている子ども

女子学生 生徒

反対に公立中学に向いている子どもはどんな子どもでしょうか?私が思うに、まわりの雰囲気に流されずに、自分のやりたいことを自分で築いていける子どもです。また、小学校からの人間関係(友人関係)を大事にしたい子どもも地元の公立中学校に通うのがいいかと思います。

あとは、私がもしイオンの社長だったら、公立中学に入学させて友達をたくさん作らせます。なぜなら、イオンモールに来てくれるお客さんの多くが公立学校の出身(公立の方が絶対的な人数が多いという意味で)で、その人たちの趣味趣向を理解しておいたり、将来的なお店の方向性等について意見をもらうことができるからです。

公立中学からも筑波大付属や学芸大学附属などの国立高校に進学する生徒さんや武蔵開成、早稲田慶応などの難関高校に進学する生徒さんもいます。でも、こういった生徒さんを見ていると、周りの友達は遊んでいるけれど、自分は目標をしっかり見て、勉強していたタイプだと思います。

私立だと両親も違う

授業参観

私立高校の実質無償化がありますが、私はあまり賛成ではありません。本当に優秀な子どもがいて、私立に進学することで将来が開ける場合にはぜひとも使って欲しいところですが、現実的には難しいと思うからです。

あとは、私立と公立では、親も違うと思うからです。収入面という意味ではありません。私立だからといって、お金持ちとは限りません。普通の家庭でありながら、学費の優先順位を上げているところも少なくありません。

授業参観

うちの子どもは公立の小学校に通っていましたが、授業参観の時、親の私語がうるさすぎて、先生の声が全く聞こえませんでした、私立中学校に上がってからは、そんなことはありません。授業参観の時は、親用の課題も出されて、一緒に参加していました。もちろん、私語はありません。親も学校や教育に対して協力的な感じがしました。

役員決めも立候補で決まります。というか気が付けば決まっているといった感じです。懇談会でも、父兄同志でグループを作って、ゲーム感覚で課題をこなしていくものもありました。具体的には、子どもたちが京都に修学旅行に行くタイミングで、父兄のおすすめコースをつくるといった感じです。懇談会の後も、色々とお話しができる感じでした。

ただ、これは学校によって雰囲気が違うと思いますので、親から見ても自分たちにあった雰囲気の学校を選ぶことが大切だと思います。社会的には有名な学校でも派閥が強く、後から仲間に入りずらい雰囲気もあるかも知れませんので。

私立中学に入学するには

授業風景

ここまでは、私立中学推しな感じですが、現実問題として子どもを私立中学に入学させるのは結構大変です。具体的にはこんな感じです。

  • 遅くとも小学校3年生くらいから塾に通い始める
  • 長期休み(夏休み、冬休み、春休み)は、塾(講習)を最優先
  • 塾は21時くらいまであって、家に帰るのは22時くらい
  • 上記に伴い、軽食づくりや、送り迎えも必要
  • 修学旅行や移動教室の時にも、勉強道具を持って行く
  • 修学旅行や移動教室から帰ってきた日も、通常通り塾に行く(当然、勉強のスケジュールも通常どおり)
  • 受験が近くなってきたら、朝6時くらいからも勉強をする(勉強時間を増やすには、朝しかないので)

といった感じで、かなりハードです。親はお金を負担すればいいの?と思っているかも知れませんが、それだけではありません。上記のサポートが必須です。特に、小学生の幼い子どもたちに対するメンタルのサポートが必須です。間違っても、「勉強しなさい!」とか「勉強しないの?」といった上から目線での威圧的な態度をしないようにしましょう。

実際にやったこと

自転車通学

ちなみに我が家でやったことは、以下のとおりです。

  • 塾の送り迎え
  • 塾での軽食づくり
  • 夕食は、子どもが返ってくるまで待って、一緒に食べる
  • 食事の前に、感情のシェアをする
  • 自分の学生時代の失敗談などを話して、自分がどうしたいか考えさせる

塾の送り迎えは、自転車で行きます。塾の近くまで行って、待っています。そうすると、他の親も迎えに来ているので、情報交換や雑談もできます。

塾での軽食づくりは、南雲吉則医師が本か何かで言っていた食事法を参考にしました。見た目は普通のおにぎりですが、10種類くらい入っていて、栄養バランスがいいものにしています。

夕食は、基本的に子どもが返ってくるまで待ちました。そして、家族で一緒に食事を食べます。21時から22時くらいになり、親としても空腹との戦いでしたが、子どものために協力しました。

家族の食卓

食事の前に「感情のシェア」をしました。感情のシェアとは、いま自分が思っていること、感じていることを口に出して周りに伝えるだけです。周りの人間は、ただ聞いているだけで、意見やアドバイスも言いません。これを順番に全員がやっていきます。

小学生の幼い子どもががんばっている姿を見て、親である私たちも寄り添ってあげたいと思って、始めました。嬉しかったことだけでなく、不安な気持ちも話してくれたのが良かったと思います。

あとは、学生時代の自分の失敗話をします。本当はうまくいったことを話したかったのですが、残念ながら私の学生時代は失敗談の宝庫です。ですので、当時は○○な風に思って勉強をしなかったけど、後々の結果として××になった。親と同じような人生をたどってもいいけど、今なら軌道修正できるかも!?って感じで。当時の気持ちをありのまま、等身大で伝えました。

最後に

猫 レオ

いかがでしたか?私立中学はいいこともたくさんありますが、入学させるのは結構大変です。金銭面も含めて。

でも、子どもにあった私立中学校に入れればかなりのメリットがあります。受験だけを考えても、進学校に通えば塾に通う必要は基本的にはないです。これだけでも、金銭面、子どもが塾に通う物理的なデメリットが緩和されます。

生徒に対する先生の数も多いと思います。ですから、何かあれば先生は一生懸命に話を聴いてくれます。公立のように転勤もないので、何かあったら根本的な改善をするよう、先生も努力をしてくれる傾向が強いです。

子供の成長

一番のメリットは、希望する私立中学校に入学して、その中で普通にしていれば、将来的に自分の行きたい方向に行きやすくなる(行くのが普通)となることです。部活も勉強もバランスよくできるところが多いです。

というわけで、多くの家庭において私立中学校に通うメリットは大きいかと思います。参考になれば幸いです。