こんにちは、カメラマンhayatobellです。学校写真を10年ほど撮影しております。
今回は、こちらのツイートを学校写真の面で深堀りしていきます。
運動会の撮影では、写真部の生徒さんも一緒に撮影することが多いです。結構いいカメラを使っていて、レンズもLレンズを使っていることも多いです。羨ましいですよね!?
写真屋(カメラマン)の撮影
写真屋の撮影としては、撮影用を頂けれておりますが、これには、目的があります。自分の撮りたい写真ではなく、求められている写真を撮る必要があります。具体的にはこちらです。
- 販売用の写真
- 卒業アルバム用の写真
販売用の写真は、学校の廊下や、最近ではWEB上にアップされます。保護者の方や生徒さんは、この中から欲しい写真があれば購入するスタイルです。
幼稚園や保育園の園児さん向けが多いのです。この場合、全員がむらなく撮影されている必要があります。結果として、カメラマンはとても忙しく、撮りもらしがないように、常にシャッターを切っている感じです。
卒業アルバムのみの撮影の場合、ある程度はインスタ映えするような写真を撮ることはできるかも知れませんが、前提条件として記録写真です。運動会であれば、運動会であることが分かる写真、そしてその中で子どもたちの顔が見えて、できるだけ多くの子どもたちが一枚の写真に写っていて、卒業アルバムに使いたくなるような写真が求められます。
写真部の生徒さんの撮影
写真部の生徒さんを見ていると、自分の撮りたい絵や撮りたい瞬間を決めたら、ひたすらその瞬間を待っているように感じます。
例えば、綱引きの撮影の場合、カメラマンだと、全体像、綱を引き始めた瞬間の力が入ったところ、思いっきり引っ張っている写真などなど、ある程度決まったカットを抑える必要があります。
その一方、写真部の生徒さんは、写真映えしそうな生徒さんにロックオンして、ひたすらいい瞬間を待って、シャッターを切る!といった感じです。
アマチュア写真が勝つ時代!?
上記のツイートで西田さんがアマチュアカメラマンが勝つ時代と言っていますが、これは学校写真の現場でも見られるような気がします。
写真部の生徒さんは、技術的にはまだまだ荒削りな面もありますが、感性の面ではなかなかいい写真を撮っている場合も多いです。こんな感じで写真を撮っていけば、将来的には、すごくいい写真を撮るんじゃないかな!?と思うことも多いです。
写真が大好きでカメラマンの仕事を始めたけど、自分はいったい何をしているだろう?と道に迷ったような瞬間におちいることもあります。
ただ、プロカメラマンとしてのプライドもありますので、忙しい瞬間でも、写真部の生徒さんには負けないような写真、記録写真だけじゃなく、いい写真を撮れるように日々努力をしております。
最後に
今回は、普段から感じてはいるけど、みないようにしていたことを見せられたような感じです。ひょっとしたら、プロとしてある程度のスキルと経験を積んだ後は、作品創りの時間を増やしていくのが必要なのかも知れないと思いました。
ちなみに、私の場合、猫の写真をたくさん撮っております。家猫から始まって、野良猫も結構撮っています。猫と子どもは結構似ているところが合って、人見知りする猫で合っても、距離感を意識しながら接し方を工夫していると、色々な姿を見せてくれるような気がします。