
こんにちは、フォトグラファーhayatobellです(カメラマンからフォトグラファーに変えました)。学校写真を10年ほど撮影し、その間にたくさんの子供たちを撮影してきました。
その中で、親御さんが撮影する様子もたくさん拝見したのですが、こうすればもっとよく撮れるのに・・・という場面も多々ありました。
今回から数回に分けて(回数は未定。ネタが尽きるまで)、子ども撮影のコツを紹介します。
親が、自分で、自分の子供を撮影した方がいい3つの理由
親御さんが、自分で、自分の子どもを撮った方がいい理由はこちらで紹介しています。まだ見ていない方は、ぜひ見てみてください。
両手でカメラ(スマホ)を持つ理由
- ぶれにくい
- フレーミングがちゃんとできる
- どんな写真を撮るか、ちゃんと考える
ぶれにくい

どんなカメラであっても、シャッターというボタンを押す瞬間には、カメラ全体が押されて動いてしまいます。
これがスマホのようなタッチパネルであれば、タップする瞬間に振動はスマホ全体に伝わり、ぶれの原因となります。
もし、日中の明るい状態であればある程度のシャッタースピードも確保できているので、そんなに気にならないかも知れません。
でも、これが室内であれば、シャッタースピード(シャッターが空いている時間)が遅くなり、シャッター押した瞬間の僅かな振動がブレ(手振れ)の原因となってしまいます。
だから、カメラ(スマホ)を両手でしっかりと持って、シャッターを押す瞬間の手振れを最小限に抑えます。
フレーミングがちゃんとできる

フレーミングとは、リアルを切り取って、写真に残すときに、どの部分をどんな風に切り取るか?ということです。
ここで大事なのは、その角度です。
カメラ(スマホ)が傾いていませんか?
写真に変化を出すために、意図的にカメラを傾けて撮影する方法もあります。これはこれでOKなのですが、
あなたの写真は意図的に傾けたものですか?それとも無意識に傾いちゃったものですか?
もし後者でしたら、両手でカメラ(スマホ)をもって、水平に気を付けて撮影しましょう。カメラやスマホの設定でグリッド線を表示することも可能です。ここに水平線や垂直の建造物をここに合わせて撮影してみましょう。
どんな写真を撮るか、ちゃんと考える

最後は、フレーミングにも関係してくるのですが、両手でカメラやスマホを持つと、画面やファインダーでどんな写真を撮ろうとしているのか、しっかり確認しますよね!?
ここが大事です。
リアルの世界から、どの部分を、どんな風に切り取って撮影するのか、自然と考えるようになります。
その結果、写真の質も上がってくると思います。
最後に

いかがでしたか?今回の件、さらっと書いていますが、実はかなり大事な部分だと思っています。
ピントや露出を合わせる精度は、カメラ技術の向上とともにかなり上がっています。しかしながら、今回紹介した内容は、カメラ技術で吸収するのは、もうちょっと先になると思っています。
逆に考えると、この部分をしっかりと対応することで写真の質は上がってくるでしょう。あまりに当たり前のことで、あまり気にしている方も多くないかも知れませんが、私的にはかなり大事だと思っています。
プロの現場でも絶対に失敗できない場面で、どうやって撮影するのか?カメラマンに依頼する機会がありましたら、撮影風景を観察してみると面白いですよ。