運動会 かけっこ

こんにちは。前回の記事で、カメラマンの仕事は学校写真から始めたことを紹介しました。興味がありましたら、こちらもご覧ください。

今回の記事は、一番最初の仕事です。仕事と言っても、とりあえず、行って、先輩の仕事を見てきなさい!と言う感じで、運動会に動員されました。

・撮影内容:中学生の運動会の撮影
・撮影目的:卒業アルバムのストック
・機材:Canon EOS kiss digital N
            EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II
    EF70-200mm F4L IS USM

中学校の運動会なので、屋外の撮影ではあるものの、結構動きは早いです。近づいたり、離れたり、カメラマンも走り回りながら、それぞれのシーンに合わせた設定で撮影する必要がありました。

といっても、当時の私は露出補正もろくにできない感じでした。ピント合わせをサーボにして、測距点を変えるくらいでした。あとは、いい瞬間を狙ってシャッターを切る。

恐らく、使える写真はほとんどなかったんじゃないかなと思います。仕事での撮影は、どんな感じか体験&勉強させて頂いた感じです。

あと、これは本当に感謝なのですが、あまり多くはないものの、初回からギャラは100%頂けていました。お金を頂きながら、撮影の勉強ができ、とても感謝です。

機材も、今考えると、よくこれで運動会を撮影しようと思ったなぁ、といった感じです。

一緒に行ってくださった方が、何十年も学校写真を撮っている大ベテランの方で、いろいろと教えて頂きました。

私は、動きものはシャッター優先(キャノンならTv)で、シャッタースピードは1/500以上。あとは、測距店の選び方やサーボAFの使い方。自分のカメラをどの程度信頼して、オートに任せられるか、など教えて頂きました。

おそらく、最初の私の写真は使い物にならなかったのですが、貴重な体験でした。一番の収穫は、写真の仕上がりをイメージして、カメラの設定(オートとマニュアルの両方のバランス)を変えていくということでした。

なんとなく撮影して、チャンピオンデータを見せるといったアマチュアの世界から、最低限の質を担保しながら撮れ高を確保していくプロの世界に入っていった瞬間でした。